キッカケはテレビ欄と書評欄
きっかけというものはちょっとした事から始まる。見逃してしまってもおかしくないのだが何かの拍子で頭の中のペグに引っ掛かってその存在が徐々に膨らんで行く…。そして次の日に忘れてしまう事もあれば生涯つき合う事になったりもする…。土曜日の出勤は電車乗り換えの待ち時間があるので父さんは南流山駅南口のセブンイレブンで新聞や食料を買い求めるのだが今朝も7時過ぎにパンや飲み物、おかずなどと一緒に産経新聞とスポニチを買った。つくばエクスプレスに乗り変えるには少し時間があるから土日祝日にはここの店で買う事が多い。そして東葛Tプラザに到着、仕事の引き継ぎを済ませ鈴木さんは仕事終了、家路につき僕はこれから24時間の長丁場だ。朝のルーティーンを済ませて一息ついてインスタントまたは缶コーヒーを飲みつつ新聞を広げる。そこで冒頭に書いたような事が起こったんだ。産経新聞のテレビ欄、NHK教育の23時からは「トップランナー」とある。今までに5,6回位しか観たことがない番組で余程興味あるゲストが出ない限りはスルーしてしまう番組なのだが番組欄にこう書かれていた。 森見登美彦▽京都発・不思議小説 と、これだけだ。その時点では今日のゲストは小説家か、不思議小説とはどんなのだろう?でもテレビ朝日の「ガンジス河でバタフライ」の後編を見ようか、昨日の前編は起きられず見逃してしまったけれども長澤まさみが出演するしなぁ…と、さして積極的に見ようという気にはなっていなかった。そしてページをめくり社会面ラジオ面スポーツ面と読んでいき書評面、産経新聞の場合は「産経書房」と名付けられているページの中に「書店員のオススメ」という欄がある。『有頂天家族』森見登美彦著(幻冬舎・1575円)とあった。あれ、この名前はさっきテレビ欄で見かけた名前ではないか、と思い読んでみると名字は森ではなく森見なのか、と気づく次第。実際に本屋の店員をしている人(女性)が読んで130字くらいで紹介しているのだが「待ってましたの最新刊。」で始まり登場人物を並べ、段落を変えて「ハチャメチャな展開に笑いながらも、所々でほろりと泣いたり切なくなったり。…」と続き「とにもかくにも、これぞエンターテインメントの世界があなたをお待ちしています。」と結んであった。これで僕の頭の中のペグに引っ掛かってしまい恐らく何日後か何ヶ月後かにこの本を読んでいる事だろう。そして読んで面白いと感じたら同じ著者の別の作品を手に取るだろう。とまぁこういう具合に今朝の時点では全く知らなかった著者との接点が出来てしまったのだ。何がキッカケになるか分からない。僕のアンテナが、というよりも女性店員さんの紹介文が僕の心を動かしたんだ。夜は「トップランナー」を見るとしよう。
BGM…「ランナー」 爆風スランプ
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